9月9日の公開初日、待ちに待った夏トンを観てまいりました。
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暦上は9月でありながらも依然として気温は30℃を超えており、映画館へ向かうバスを待っている間にも身体から汗が止まりませんでした。

前日に予定していた時間を寝過ごしてしまったため、映画館には6分前というギリギリでの到着。
紙一重で乗り継ぐ事の出来たあのバス達に感謝したい!

県内唯一の上映劇場でありながらも平日の昼間であったためか、客はおそらく10名と少しくらい。少し寂しい印象を受けました。

思えばコロナ禍になってからトンと映画館に足を運んでなかったわけで、案外最近はこんなものなのかもしれませんね。


閑話休題。

映画の感想についてですが、そもそも僕は原作既読者なのでネタバレを知っている以上、ライトSFとしての側面ではフラットに観ることが出来ませんでした。なのでメインストーリー以外の感想を適当に語るとします。

本作を観て、一番感銘を受けたのは背景を含めた映像美でした。

僕がこの作品が映像化されると知ってまずはじめに期待していたのが、作中のキーパーソンである「ウラシマトンネル」の描写なわけですが、本作はおおよそ読者のイメージ通りに完璧にあの異界を表現出来ていたと思います。

流石はあの『映画大好きポンポさん』を作ったCLAPさんです。素晴らしい仕事をしてくれています。とても美しかった……。

また、物語中盤での水族館デートの演出も神がかっており、登場人物2人の距離感と狂気が巧く描かれていました。

シナリオに関しては、作中の数少ないネームドの一人である「川崎さん」のエピソードをばっさりカットしている点に驚きました。
アレを長々とやられてもフラストレーションが溜まるのでまあ妥当。

その分メインの2人にフォーカスが当たっていて、原作以上にアオハル要素が増していた印象を受けます。

クソ親父は映像化されて一層クソ親父感が強くなっていましたが、そこをオブラートで包んでしまうと主人公がウラシマトンネルに挑む理由が薄くなってしまうのでやっぱり必要悪。

川崎関連カット以外にも、説明を映像で語るシーンが多かったため全体的なテンポはかなり良い。
SFでありながらも、物語の輪郭が解りやすくなっていたので良改変だったなあと感じます。

あと、花城さんが最初から最後まで徹頭徹尾可愛いかったです。
漫画を褒められてジタバタする花城さんホント好き。


映画の特典として原作の後日談に当たる小冊子が貰えたので、家に着いたあとに読みました。
短いながらもなかなかクるものがあったので、改めてこの作品に出会えて良かったなーと感じました。

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映画『夏へのトンネル、さよならの出口』、期待通りに良い作品でした。夏に飲むラムネのような爽やかな作品です。


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ポンポさんお勧めポイントである上映時間。確かにこのくらいがちょうど良い。